当事者意識。
日大アメフト部の件を見ながら、とにかく他人事ではないぞ、いう意識でしかありません。
しかし、
おそらく我々は、批判する立場にすらない。
これに近いようなことが行われていたことは、スポーツに携わる人間なら少なからず知っていたはずですし、経験してきたからです。
それに目をつむってきたのも事実。
これまで、ジュニアはもちろん、中学、高校でも同じようなこと(能力の高い選手に対して圧力をかけるようなやり方で追い込む)が多く行われ、このように明るみに出ることなく、スポーツから離れてしまった選手たちがいることは周知の事実でもあります。
彼が「アメフトが嫌いになった」という言葉は非常に重い。
20歳の勇気ある青年によって、顕在化されたこと。
前向きに捉え、行動に繋げていくことが何よりも大事なんだと考えています。
中学、高校、大学で当たり前のようにある
「体育会系」という言葉。
今朝の日経では、KAZUが
「練習は理不尽、監督の権限は強大、全員が命令を100%聞き入れる。そんな組織もある程度強くなるということ。規律は高まるから高校レベルだとそれで勝ちもする。」でもTop of top には辿り着けない。
本質を突いた、意見が書かれていました。
我々は
日頃の自分の言動、行動、態度が子どもたちにどのような影響を与えているのか?
もしかしたら、これまで対戦チームの子達に対してもフェアプレーとは異なるようなプレーをしたことがあったのではないか?と自分自身を振り返る。
自分で物事を考え、行動することの大切さを説いてきたけれど、まずは大人たちがその背中を見せて、示していくことが大事なんじゃないか、と改めて考えています。
我々のような教育、指導現場に携わる人間たちがどれだけ我が事のように考え、明日からでも現場で行動に繋げていけるか。
20歳の青年から大きな宿題を課せられましたが、大人側が変わらねばなりません。